掃除しやすいトイレの特徴とは? トイレ選びのポイントやおすすめのトイレを紹介!

皆さん、こんにちは。栃木県宇都宮市を拠点に、水回りリフォームや配管工事などを手掛けている有限会社スガマタ設備です。


毎日使う場所であるトイレは、常にきれいに保っておきたいものです。そのためには掃除が必要不可欠ですが、トイレ掃除を負担に感じている方はとても多いでしょう。


そこで、トイレの設置やリフォームを検討する際は、できる限り掃除をしやすいトイレを選ぶのがおすすめです。ここでは掃除をしやすいトイレ選びのポイントや、おすすめのトイレについて解説します。




■掃除をしやすいトイレ選びの3つのポイント


掃除をしやすいトイレを選ぶための基本的なポイントは、大きく分けて3つあります。それぞれ確認しておきましょう。


・掃除しやすい形状である


掃除のしやすさに大きく影響するのがトイレの形状・デザインです。従来のトイレの掃除といえば、トイレ用お掃除ティッシュや柄つきブラシ、柄がカーブしたブラシ、小さめのブラシ、ブラシ部分が波状になったブラシ、綿棒、ナイロンスポンジ、メラミンスポンジなど、多くの道具を使用するのは一般的でした。


ここまで多くの道具が必要なのは、トイレの形状が複雑で凹凸や隙間、反り返りが多く、場所に合わせていろいろな道具を使い分けなければならなかったからです。逆にいうと、できる限りシンプルな形状のトイレを選べば、簡単に掃除をすることができます。


・汚れが付きにくい


形状と並んで重要なポイントが汚れの付きにくさです。便器や床に汚れが付着しにくければ、あまり頻繁に掃除をしなくても汚れが堆積せず、しかも簡単な掃除で汚れを落とすことができます。この点は、主にトイレの素材の性能で決まります。


・節水効果が高い


忘れてはならないのが節水効果の高さです。毎回大量の水を勢いよく流せば、便器の表面に付着する汚れが減り、掃除も楽になるでしょう。しかし、水を大量に使えば、どうしても水道代が高くなってしまいます。水流を工夫するなど、少ない水でも効率よく洗浄できるようにしているトイレがおすすめです。




■トイレの3つの種類と特徴


掃除しやすいトイレを選ぶ際には、トイレの種類も重要なポイントです。トイレは「組み合わせ便器」「シャワートイレ一体型便器」「タンクレストイレ」の3種類に大きく分けられ、それぞれ特徴が異なります。3種類のトイレの特徴を簡単に見ていきましょう。


・組み合わせ便器


組み合わせ便器は、独立している便器と便座、水を貯めるタンクを組み合わせたトイレです。便座が独立しているため、単体で引き出して清掃できるのがメリットですが、全体的に隙間や凹凸が多く汚れが溜まりやすいというデメリットがあります。


・シャワートイレ一体型便器


シャワートイレ一体型便器は、タンクと便座(シャワートイレ)が一体化しているトイレです。組み合わせ便器に比べると、タンクと便座の隙間がなく、汚れが溜まりにくいという特徴があります。


・タンクレストイレ


タンクレストイレは、文字通り水を貯めるタンクがない、水道管直結式のトイレです。タンクがない分、全体的にコンパクトかつシンプルなデザインになっています。




■タンクレストイレのメリット・デメリット


掃除をしやすいトイレ選びのポイントと、3種類のトイレの特徴を比較すると、最も掃除をしやすいトイレは「タンクレストイレ」だといえます。タンクレストイレは他にもいろいろなメリットがあるのですが、その反面デメリットもいくつかあるため、特徴をよく理解した上で購入することが大切です。タンクレストリアのメリット・デメリットを見ていきましょう。




■タンクレストイレのメリットとは?




タンクレストイレには、以下のようなメリットがあります。


・お手入れが楽


タンクレストイレは凹凸が少ない非常にシンプルな構造で、組み合わせ便器のように便器とタンクの間の隙間もありません。そのため汚れが溜まりにくく、しかも全体をサッとひと拭きするだけできれいにできます。タンクがない分スペースを広く使えるので、床や壁の掃除が楽になるのも魅力です。


・デザイン性が高く、省スペース


タンクレストイレは、デザインがシンプルで見た目がスッキリしており、とてもおしゃれな点もメリットです。デザインやカラーバリエーションも年々進化していて、「トイレは白」という固定観念にとらわれない製品や豊富なオプションも用意され、自分好みの空間を実現しやすくなっています。


また、タンクがなくてコンパクトな分、小さいスペースでも設置しやすいのも魅力です。あまりトイレにスペースを割けない場合でも、タンクレストイレなら無理なく設置しやすくなります。


・節水効果が高く、水を連続で流せる


従来のタンク式トイレは、一度の洗浄で約13Lもの水を使っていました。しかし、タンクレストイレは1回で3~4L程度と、約1/3にまで抑えられており、節水効果が非常に高いのがメリットです。加えて、流した後にタンクに水を貯める必要がないので、水を連続で流すこともできます。




■タンクレストイレのデメリット




タンクレストイレには以下のようなデメリットもあるため、設置の際は意識しておきましょう。


・十分な水圧が必要


タンクレストイレは水を貯めるのではなく、水道管から直接水を流して洗浄するため、十分な水圧が必要です。水圧が不足していると、水の勢いが弱くきれいに流せなかったり、排水管が詰まる原因になったりします。平地にある家の1階ではあまり問題ありませんが、2階以上の部屋や高台にある家では、水圧が不足しやすいため注意が必要です。


・停電時は使いづらくなる


タンクレストイレは水を流すのに電気を使うため、停電時はスイッチ1つで水を流すことができません。ほとんどの製品では手動で水を流せる他、乾電池式の非常用洗浄装置が付いている製品もありますが、停電時は使いづらくなることを覚えておきましょう。




■汚れに強い素材でトイレをきれいに保ちましょう!


タンクレストイレは、掃除をしやすいトイレのポイントのうち、「形状」と「節水」はクリアしています。残る1つは「汚れにくさ」ですが、これを大きく左右するのがトイレの素材です。便器と床材に分けて、汚れにくい素材を確認しておきましょう。


・アクアセラミック製の便器は汚れが付きにくい!


汚れが付着しにくい素材でできた便器を選ぶと、掃除の負担を大きく軽減できます。各社が優れた素材を開発していますが、中でもおすすめなのがINAX(LIXIL)の「アクアセラミック」です。


従来のトイレに採用されていた衛生陶器は、親水性が高く汚物(油性)の汚れや細菌汚れに強い一方、水垢が付着しやすいというジレンマを抱えていました。しかし、アクアセラミックは、親水性の高さはそのままに、水垢の原因物質を固着させない(付着するだけ)性質を持っています。


そのため、日々の簡単なお手入れでも水垢の原因物質を落とすことができ、新品時の美しさを維持できるのです。さらに、優れた抗菌機能で最近の繁殖を抑え、高硬度により表面の傷もつきにくいなど、トイレのさまざまな汚れを防ぐ性能を備えています。トイレを購入する時は、ぜひアクアセラミックを採用した製品を選択肢に入れてみてください。




■おすすめのトイレの床材



トイレの床材には、耐水性や防汚性、消臭性などに優れた素材を採用するのが基本です。よく使われる素材としては、以下のものが挙げられます。


・クッションフロア


クッションフロアは塩化ビニルを用いた床材で、水まわりの床材の定番です。耐水性に優れ、汚れが付着しにくく、適度な弾力性があって価格も手頃など、多くのメリットを備えています。


・タイル


焼き物であるタイルは、高い耐久性や耐水性がメリットです。拭くだけで簡単に掃除ができる他、デザイン性の高さも魅力ですが、目地の汚れや足触りの硬さ・冷たさに注意する必要があります。


・Pタイル(プラスチックタイル)


Pタイルは、塩化ビニル樹脂をタイル状に加工した床材です。色や柄のバリエーションが豊富で比較的硬く、耐久性・耐磨耗性・耐薬品性にも優れています。


・フローリング


フローリングは、トイレに隣接する廊下などとのつながりを意識する場合によく採用されます。コーティング加工によって耐水性・防汚性・耐薬品性などを高めたものや、継ぎ目の溝に水が染み込みにくい構造のものがおすすめです。


以上のように、掃除をしやすいトイレを選ぶためのポイントはいろいろあります。トイレのタイプによってはデメリットもある他、家のスペースなどとの相性の問題もあるため、掃除のしやすさ以外も含めて総合的に考えることが大切です。トイレの構造や素材といった特徴をしっかりと理解し、快適に使えるトイレを選びましょう。



有限会社スガマタ設備は、宇都宮市内全域で水まわり設備の修繕や配管工事などを手掛けています。設立から40年以上の歴史があり、豊富な経験に基づく高品質な施工ができ、現場に合わせて柔軟に施工法を変えられるのが強みです。


新築・改修を問わず幅広い工事に対応し、どのような問題もスピーディーに解決いたします。宇都宮市内であれば、時間帯を問わず緊急修理にも駆けつけますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。


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