皆さん、こんにちは。栃木県宇都宮市を拠点に、新築やリフォームの配管工事、水まわりのトラブルに対応しているスガマタ設備です。
シンクの下を開けてイヤな臭いがすると、とても不快な気分になってしまいますよね。
また、ふだん目に見えない部分なので、知らないうちにカビが繁殖していたら大ごとです。
料理をしたり食べ物を扱う場所であるキッチンは、清潔が何より。
今回はシンク下が臭う場合の理由とその対処法、家庭でもできる予防法や注意点などをご紹介します。
■なぜシンク下からイヤな臭いが?主な原因を解説します!
シンク下が臭う場合には、主に4つの原因があります。ひと口にイヤな臭いといっても、原因別に臭いの種類も異なるんですよ。
・雑菌やカビの繁殖
何だかカビ臭い、あるいは雑巾のような臭いがする……こんな場合は、雑菌やカビの繁殖が臭いの原因です。
シンク下は基本的にいつも閉めっぱなしなので、とかく湿気が溜まりやすい場所。
洗った鍋や食器をまだ乾かないうちに収納していたり、冬に排水管が温められたり冷やされたりして結露が発生するなど、湿気が高くなりやすい傾向があります。
こうした暗くて湿った場所は、雑菌やカビにとって格好の繁殖場所。
特にカビは胞子を飛ばして増えるので、シンク下の扉を開け閉めするたびに他の部屋に胞子が飛んでしまう危険性も。健康のためにも放置は厳禁です。
・排水管・排水口の詰まりや汚れ
古い油のような臭いがするのなら、排水管や排水口が汚れていたり、詰まっていることが考えられます。
特に油は要注意。排水管の内側にこびり付いて、そこに食材や洗剤のカスが絡み付き、雑菌が繁殖して汚れが拡大してしまいます。
また排水管が汚れると、臭いだけでなく破損につながる可能性も。臭いがするだけでなく流れが悪くなっていると感じたら、早急に対応が必要です。
・排水管のトラブル
突然ドブのような臭いが漂ってきたら、それは配管のトラブルかもしれません。
排水管が床とつながっている箇所には、通常、防臭キャップという臭い止めが取り付けられていますが、ゴム製なので劣化したり外れたりすることも。そうするとキツい悪臭が下から上がってきてしまいます。
他にも接続部分のゴムパッキンの劣化や、配管の破損などの不具合や経年劣化で臭いが漏れてくることも。臭いが不快なだけでなく、ゴキブリなどのイヤな害虫が入り込むリスクもあるので、こちらも早急に対応しましょう。
・シンク下に収納しているモノが臭う
シンク下に収納しているモノから臭いが漂っているということも。さまざまなモノが収納されているシンク下では臭いが入り混じりやすい傾向があります。
シンク下には開封した調味料や乾物、洗剤や掃除用具、臭いが落としきれていないフライパンなどさまざまなモノがあることでしょう。いつも閉め切っているためただでさえ臭いがこもりやすく、逃げ場がなくなってしまい、独特の臭気を発する原因になります。
■イヤな臭いにはどう対処すればいい?
このようにシンク下の悪臭の原因はさまざま。具体的な対応方法を解説します。
・シンク下の掃除
カビや雑菌が繁殖している場合は、シンク下の掃除が必須。中のものをすべて出して、うっすらと粉っぽい箇所があったり、黒っぽい箇所があれば、カビのサインです。
カビは除菌が必要で、アルコールや希釈した塩素系漂白剤をスプレーするか、雑巾に染み込ませて拭き掃除をしてください。この時は、マスクや手袋だけでなく、窓を開けるなど換気をお忘れなく。そして水拭きの後、乾いた雑巾でしっかりと水気を取ります。そしてしばらくシンク下は開け放しておき、隅々までよく乾いていることを確認して、収納しているモノを戻しましょう。
ただしカビは目に見えない場合もあるので、もし心配ならプロに除菌を依頼するのも一つの手です。
・排水口・排水管の掃除
すでにシンク下から油のような臭いが漂ってくるのなら、ふだんの掃除では対応できない可能性があります。
排水口・排水管の頑固な汚れにはパイプ洗浄剤が効果的です。
錠剤や液体、粉末などさまざまなタイプが市販されていますが、おすすめは液体。
排水口に指定の量を流して放置し、水で洗い流すのでお手軽ですが、くれぐれも使用上の注意を熟読して使用しましょう。
・隙間や破損はDIYで修理も可能
排水管のトラブルは、ホームセンターなどでパーツを揃えてDIYで修理することも可能です。
防臭ゴムの劣化は、交換するだけで悪臭が解消される場合もあります。
床との接続部分に隙間があれば、補修テープやパテで塞ぎましょう。
ゴムパッキンなどもホームセンターで入手できるので、サイズを確認のうえ交換を。
他にも蛇腹ホースなどたいがいの修理・交換パーツはホームセンターで入手できます。ただしパーツを手に入れても修理の施工精度がよくなければ元の木阿弥ですし、一つひとつ適合するパーツを探すのも大変。排水管トラブルはプロに依頼したほうが安心です。
■シンク下の臭いはどうやって予防する?
シンク下の臭いはふだんのちょっとした心がけで予防することが可能です。何気ない習慣の積み重ねが、排水管の故障を引き起こしてしまうので、くれぐれも注意したいものです。
・シンク下を換気する
シンク下は暗く密閉された場所に水が流れる配管が通るので、湿気がこもりがち。カビや雑菌が繁殖し、悪臭を招くので、定期的に換気するようにしましょう。
換気は、カラッと晴れた湿度の低い日にすると効果的ですよ。時間がない場合は扇風機やサーキュレーターを使えば短期間で湿気を払うことができます。
・排水管に油や食べカスを流さない
洗い物をする時には、うっかり食べカスや油を排水管に流してしまいがち。ただし排水管が詰まると臭いの問題だけでなく、排水管の破損につながることもあり得ます。食べ物のカスは水切りネットを使用して排水管に流れる前にキャッチし、食器や鍋などについた油は、キッチンペーパーやティッシュでふき取りましょう。揚げ物で大量の油を使った場合は、凝固剤を使うとかんたんに処理できます。
・除湿剤や重曹を使用する
除湿剤は、シリカゲルや塩化カルシウム、生石灰を使用したタイプなどいくつかありますが、塩化カルシウムが水分を吸着する効果が高いのでおすすめ。
また湿気は空気の流れが悪い場所に溜まるので、シンク下のコーナーに除湿剤を設置するとよいでしょう。
重曹も消臭剤の代わりに使えます。コップに約200gの重曹を入れてシンク下に置くだけ。こちらもコーナーに設置しましょう。
■排水管のトラブルによる臭いなら、プロの業者に依頼したほうが安全で確実!
いくつか対処法や予防方法をご紹介しましたが、排水管がらみのトラブルは、やっぱりプロに依頼するのが安心で確実です。
特に臭いを発している排水設備の交換と、手が届かない箇所の清掃・洗浄は、家庭では限界があります。その場しのぎで対処しても、再発したり事態を悪化させかねません。
また排水管を高圧洗浄するのも効果的。こちらも家庭用のホースでは出力や長さが足りないので、水回りのプロに依頼するのが近道です。
排水管の清掃や交換だけでなく、排水桝の清掃もプロにしかできない仕事です。さまざまな排水が流れつく場所なので、家庭で掃除をするのはとても大変。高圧洗浄機など専門の工具を備えたプロに依頼するとよいでしょう。劣化状況も確認してくれますよ。
水は日々の暮らしを支えるだけに、トラブルには迅速に対応することが大切です。
宇都宮市を拠点に水回りの修繕や交換を手がけるスガマタ設備のモットーは地域密着型。
今回ご紹介したようなシンク下の臭いのように、心配事を放置していると、破裂するなど大惨事になっては大変です。そうなる前に手を打たなければならないので、水回りで懸念されていることや違和感があれば、お気兼ねなくご相談ください。
もちろん急なトラブルにもスピーディに対応!宇都宮周辺の水トラブルなら最短30分を目処におうかがいするように努めています。
業者を呼ぶのは敷居が高くて、とお考えになっていらっしゃるようなら、大間違い。
皆さまにとって、住まいのかかりつけ医のような存在になれれば……という思いで、ふだんから小さなご依頼にも全力でお応えしていますので、どうか安心して頼ってくださいね。