節水トイレリフォームは水道代が下がるけどデメリットに要注意?おすすめトイレメーカーもご紹介!

こんにちは。宇都宮エリアで水回りリフォームや配管工事に関するご相談に広く応じている有限会社スガマタ設備です。

最新トイレは昔のトイレに比べて1回で流す水の量が減るため、節約効果が高いといわれています。最近では、かなり少ない水で十分に洗浄できるトイレも増えてきました。

しかし、節水トイレの導入にはデメリットも考えられるため、トイレリフォームを考えるときには十分な検討が必要です。

この記事では、節水トイレの特徴やメリット・デメリットについて紹介していきます。




■節水トイレとはどんなスタイルのトイレ?


最近では多くの家庭や企業、店舗で節水トイレが導入されるようになりました。節水トイレは、「一般社団法人 日本レストルーム工業会」によって「洗浄水量6リットル以下のトイレ」と定義されています。

1990年代には、トイレの水を1回流したときに13~20Lの水を使うのが一般的でした。しかし日本のトイレは近年どんどん進化しており、2000年代には8~10L程度の水で十分に流せるようになりました。さらに、節水性能の研究が進んだ2020年以降には、5L以下という少ない水で洗浄できるタイプのトイレも登場しています。

かつての3分の1や4分の1といった水量で十分にトイレを流せるのは、非常に画期的なことといえるでしょう。




■節水トイレはなぜ少ない水で流せる?



では、なぜトイレは少ない水でも十分な洗浄力を確保できるようになったのでしょうか?

実は最近のトイレの水は、吹き出し口から便器を渦巻き状に流れるような仕組みになっています。

かつてのトイレは縦にしか水が流せなかったため、ある程度の水量が必要でした。また、たくさんの水を流しても汚れが縦縞の形に残ってしまうという問題もありました。

しかし、水を渦巻きに流せば少ない水でもまんべんなく洗浄ができ、汚れが筋状に残ってしまうこともないのです。

便器素材の防汚性能が向上しているのも、節水トイレが増えている大きな理由です。素材の進化によって便器に汚れが蓄積しにくくなったため、最新のトイレは少ない水でも汚れを十分に流せるようになりました。




■節水トイレにすると水道代はいくら節約できる?



節水トイレを導入するリフォームには、水道代の節約効果が期待できます。節水型トイレでどれだけの節約につながるのかは、多くの方が気になるところだと思います。

TOTOの公式サイトでは、4人家族で1日に大1回小3回をした場合の水道料金は税込265円/立方メートルと試算されています。(https://jp.toto.com/assets/files/2022_estimation_1.pdf

一時代前のモデルでは、1回のトイレを流すのに12~16Lほどの水が必要でした。これに対し、最近の節水型トイレは4Lという少ない水で流すことも可能です。つまり、トイレに流す水の量はかつてのおよそ3分の1や4分の1にまで減少しているのです。

節水型トイレには様々な種類があり、メーカーや使用水量によって節約の度合いは異なります。しかし、かつてのおよそ3分の1、4分の1まで節水できれば、水道料金の節約額合計も年間で1万円以上に達します。




■節水トイレを導入するメリットはたくさん!



節水トイレへのリフォームには以下のようなメリットが考えられます。


・水道代が節約できる

節水トイレを導入すれば水道代をグッと下げることができます。

古いタイプのトイレから最新の節水トイレに変えるだけで、1回に流す水の量を10L程度減らすことも可能です。超節水型のトイレにリフォームすれば、水道代を月ごとに千円以上、年間で1万円以上節約できることもあります。


・節電できる

節水トイレには節電の高い効果も期待できます。

かつてのトイレは便座や温水シャワーをずっと温め続ける仕組みになっていました。しかし、最新の節水トイレは使用しない時間帯に自動で節電を行うため、余計な電気代がかかりません。

光熱費節約のためにも、ぜひ節電効果の高いトイレにリフォームしてみましょう。


・掃除がしやすい

最新のトイレは少ない水で汚れをキレイに流せる仕組みになっています。

水が縦にまっすぐ流れる従来のトイレには、汚れが蓄積しやすいという問題がありました。しかし節水トイレは少ない水を渦巻き状に流すので、汚れを効果的に落とせます。

また、汚れにくい加工や除菌機能が施されたタイプの便器も増えています。こういった節水トイレを導入し、掃除の頻度を減らして快適に使いましょう。




■節水トイレにはデメリットもある?


節水トイレには多くのメリットがありますが、リフォームにまとまった費用がかかるというデメリットは理解しておきたいものです。トイレリフォームの際には、トイレ本体と工事費用の見積もりを取って十分に検討することが大切です。

節水トイレは詰まることがあるというデメリットについても知っておきましょう。流す水の量が少ない節水トイレを使い続けていると、下水の奥に少しずつ汚れが蓄積してしまうことがあるのです。

とはいえ、最近の節水型トイレは詰まりが起きにくくなるような工夫が施されています。普通の使い方をしていれば詰まりによるトラブルはほとんど起こらないので、それほど心配はいりません。




■メーカーごとの節水トイレの特徴



トイレリフォームを考えるときには、各メーカーの特徴についても把握しておきましょう。節水トイレの主要なメーカーにはそれぞれ以下のような異なる特徴があります。


・TOTO

TOTOはウォシュレットを発売するなど、機能性の高いトイレを数多く作っている有名メーカーです。

最近では4.8Lで洗浄できる超節水トイレが注目を集めています。また、環境に配慮した除菌水を流せるタイプのトイレ、フチなし形状で掃除がしやすいトイレといったバリエーションもあります。


・リクシル

リクシル(LIXIL)は、陶器メーカーINAXなど5社を統合したメーカーです。

LIXILからも、大洗浄で4Lという超節水タイプのトイレが発売されています。さらに、プラズマクラスターで除菌ができるタイプ、アクアセラミックの便器で掃除の頻度を減らせるタイプなども人気を集めています。


・パナソニック

パナソニックのトイレには、汚れをスマートに落とせるさまざまなシステムが備わっています。例えば独自のターントラップ方式は、排水部分を上向きにして水を溜め、洗浄時に排水を下向きにして水に勢いをつける仕組みになっています。これによって流す水が少量で済み、節水効果が高まります。

ほかに、水アカや汚れがつきにくい新素材の便器の開発、汚れガードやバブル洗浄などの技術などを取り入れているのもパナソニックの特徴です。




■まとめ


この記事では、節水トイレの特徴やリフォーム時のポイントについてご説明いたしました。

節水トイレには水道代の節約だけでなく、電気代節約の効果も期待できます。また、最新の技術を導入したトイレには、掃除の頻度を減らせるという嬉しいメリットもあります。

トイレにかかるランニングコストを抑えるためにも、ぜひ節水トイレへのリフォームを検討してみてください。


有限会社スガマタ設備は宇都宮市中岡本町を拠点に水まわり設備の修繕や配管工事などを手がけてきました。宇都宮市内全域のお客様のお悩みに丁寧に寄り添い、スピーディーな対応を心がけています。

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